BEASTARS(ビースターズ)作者:板垣巴留(いたがきぱる)全22巻

週刊少年チャンピオン連載済み:秋田書店刊 

擬人化した動物たちの青春群像

『BEASTARS』(ビースターズ)は女性漫画家、板垣巴留による日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店刊)にて2016年41号から2020年45号まで連載された。擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの群像劇が描かれる。
板垣が同様のテーマで描いたオムニバスの短期集中連載作『ビーストコンプレックス』(『週刊少年チャンピオン』2016年14号から17号までに掲載)が人気を得て、本格連載化した作品。以前から持っていたキャラクター(主人公のレゴシ)を高校生にして、世界観はそのままで舞台を高校にすれば少年漫画っぽくやれるかも、ということで連載が決まった。
本作は「擬人化した動物による高校生ライフを描いた作品」であるが、いわゆる“ほのぼの系ストーリー”ではなく、表面上は平和だが歪さを併せ持つ世界を舞台に、人間の本性を動物たちに置き換え、種族を越えた友情や恋と、逆に相容れることのない対立を描いている。本作は「擬人化した動物による高校生ライフを描いた作品」であるが、いわゆる“ほのぼの系ストーリー”ではなく、表面上は平和だが歪さを併せ持つ世界を舞台に、人間の本性を動物たちに置き換え、種族を越えた友情や恋と、逆に相容れることのない対立を描いている

2018年、第42回講談社漫画賞・少年部門受賞。週刊少年チャンピオン連載の作品として、第1回(1977年)に受賞した『ブラック・ジャック』、第39回(2015年)に受賞した『弱虫ペダル』に続いて3作目の受賞作となったほか、第11回マンガ大賞で大賞を受賞し、秋田書店の漫画作品で大賞を受賞した初めての作品となった。このほか、2018年には第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第22回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。父親は同じく漫画家の板垣恵介。バキシリーズで有名である。

あらすじ
中高一貫のエリート学校・チェリートン学園内で、ある日草食獣アルパカの生徒テムが肉食獣に殺されるという「食殺事件」が起きる。テムと同じく演劇部部員であったハイイロオオカミの少年レゴシは、大型の肉食獣であることに加えて寡黙な性格や意味深な言動が災いし、テム殺しの犯人だと疑いの目を向けられてしまう。幸いこの疑惑はすぐに晴れることとなるが、結局真犯人は見つからないままであり、学園内に生まれた肉食獣と草食獣の確執のようなものが消えることはなかった。

🄫板垣巴瑠/秋田書店

動物を擬人化した漫画ですが、人間世界にも同じような悩みや欲望がありますね、そんなありきたりな対人関係や葛藤を主人公の灰色オオカミのレゴシが友情や恋愛、事件の渦中で思い悩みながら生きていく、まるで映画でも観ているように引き込まれてゆく独特の世界観。凄い漫画だなとかんじました。感じ方は千差万別ですが、個人的にはとても秀逸なストーリーで続きが気になりいつの間にか全巻購入しました。次の最新刊は3か月後だから待ちに待ち最新刊の発売日には本屋さんに走りました。あまり詳しくは書けませんがレゴシが想いをよせるウサギのハルを救出した後にハルを助けに来たアカシカのルイがシシ組のボスにピストルを突き付けるシーンは凄い表現力です。それと、ルイがシシ組を抜けるときにも、、、、まるで映画のワンシーンですよ。まだ読んでいない人も知ってる人も是非是非読んで欲しい。素晴らしい漫画です。

BEASTARS 22 (少年チャンピオン・コミックス) [ 板垣巴留 ]

価格:499円
(2021/4/9 11:01時点)
感想(4件)

コメント