アラサー、アラフォー独身女子阿鼻叫喚必死

『東京タラレバ娘』(とうきょうタラレバむすめ)は、東村アキコによる日本の漫画作品。『Kiss』(講談社)にて2014年5月号から2017年6月号まで連載された。同誌では『海月姫』も連載されており、2本立てで掲載されることもあったが、2015年10月号以降は本作が毎号連載、『海月姫』が隔月連載となった単行本は全9巻と番外編『東京タラレバ娘 リターンズ』が発売された。
2021年2月時点・『東京タラレバ娘 シーズン2』コミックス4巻の帯:シリーズ累計550万部突破!(電子含む)の大ヒット作品。
受賞:このマンガがすごい!(2014年) – オンナ版・第2位
雑誌『an・an』編集部員が選ぶ「第6回an・anマンガ大賞」(2015年)
2015年度コミックナタリー大賞 – 第4位
アイズナー賞最優秀アジア作品賞
2013年9月に、2020年のオリンピック開催地が東京に決定した後、作者のアラサー・アラフォーの独身の友人たちが次々と
「一人で(または親と)東京オリンピックを見るなんて嫌だ」と言い出したことを元ネタにしている。
2017年に日本テレビ系にてテレビドラマ化された。
2019年から、新シリーズの『東京タラレバ娘 シーズン2』が、同じく『Kiss』の2019年6月号より連載中
あらすじ:あの時彼がもう少しセンスが良かったらプロポーズを受けていたのに(倫子談)。
バンドマンの彼がもう少し芽が出る可能性があったら(香談)。
こうしていたら…、ああすれば…、高い理想を掲げて根拠もなく仮定の話を積み上げているうちに、気が付けば独身のまま33歳になっていた。
脚本家の鎌田倫子は、恋も仕事も上手くいかず、高校時代からの親友である香、小雪と焦りながらも「女子会」を繰り返す日々を送っていた。
そんな話ばかりしていると、突然、金髪の美青年に「このタラレバ女!」と言い放たれてしまう。
いつのまにか金髪の美青年はいつもの飲み屋「呑んべえ」の常連となり、倫子たちと何かしら関わってくる。

人気漫画家東村アキコのイタさ炸裂のラブコメディ作品。
アラサー、アラフォーの独身女性にとって痛いところを思いっきり突っ込んだ作品となっている。
作中では主人公の売れない脚本家の鎌田倫子、同級生の実家暮らしのネイリスト香、父親の居酒屋を手伝う小雪の3人それぞれの恋愛や婚活、
生き方を問う33歳というアラサーの微妙な年齢ならではの悩みをえぐった読む人によってはある意味ホラー(笑)より怖いかもしれない。
作中では主人公の鎌田倫子を中心にモデルでイケメンのKEY(鍵谷春樹)がやたらと絡んできて、
「あんたたちはなんのために年をとっているんだ」、「25歳を過ぎたら女は自力で立ち上がれ」などひどい言葉の数々を浴びせかけられ、その度に傷つく倫子達だが、女子会で酔っぱらっては慰めあう女の友情も痛ましい。
また恋愛も倫子は堅苦しい恋愛、復活愛、薫はセカンド女、小雪は不倫など、それぞれの経験をするが、これも現代女子にはよくある身近な問題として親近感がわく。
なんとかいい男を探し、相席居酒屋、婚活パーティなどに焦って参加するが、結果は散々。
彼女達の未来はどうなるのか?
ラストシーンはそれぞれの答えが・・・・・・
巻末のタラレBARは読者の悩み相談にタラとレバが答えるコーナーだが、こちらもお楽しみの一つになっている。
![]() | 東京タラレバ娘(9)<完> (KC KISS) [ 東村 アキコ ] 価格:471円 |
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