極道・花山組の組長を務める19歳 生傷だらけで、どれだけの修羅場をくぐってきたのかと云う話ですが、実はこれでも今まで本気で拳を握ったことがない。そんな花山に危険が迫る物語&ほのぼのストーリーもあります。

ある日、船で沖釣りをした際に岩に釣針が根係し水中に潜る花山だったが花山薫の躯体の何倍もある巨大ザメと遭遇!最終的に花山薫がどうサメを倒したかというと、サメの目から手を突っ込んで脳みそを握りつぶした。そんな花山薫の前に立ちはだかるのが、源王会の八代目組長グランドマスター。国籍は不明なものの、少なくとも日本人ではなく、国際的な裏世界を取り仕切っているボス。このグランドマスターが日本のヤクザ組織を一本化して、その頂点に立とうと目論む。そこで花山薫が目をつけられるというストーリーが主軸に動く。

グランドマスターは、いかにも見た目がオカマっぽい出で立ちで弱そうですが、実は男性ホルモンが強すぎて筋肉が絶えず発達。もはや骨格の成長すら阻むレベル。だから背が伸びない為に毎日大量の女性ホルモン剤を摂取することで、やっと肉体の膨張と暴発を抑制できている。グランドマスターは仕事の完遂のためには手を抜かないし催眠術も会得している。だから花山薫をただでさえ圧倒していたにも関わらず、部下を使っての遠目からの狙撃。銃口が自分に向けられていることを知りつつ、それをバンバンと受け止める花山薫!鎬紅葉の緊急オペで一命をとりとめる。

物語の重要人物がレックス!ちなみに本名は登倉竜士で日本人。花山薫と同じく顔面が生傷だらけですが、ただ重度の痛風に悩まされている。そしてその痛風の痛みを抑えるのか紛らわせるために、自分より強い相手に殴ってもらいたがっているというキャラクター。しかも花山薫に負けないぐらい豪腕で10トントラックをひっくり返し、電車もレールから押し出し、コンクリートの地面を簡単に引き千切ってもぎ取る。しかも俊敏!花山薫がサングラスを落としても、瞬時にそれを両手で受け止めたりする。ただ性格は無邪気な男子小学生。とても虫が大好き。道端で見つけたダンゴムシを花山薫に嬉しそうに見せたりする。戦いの最中も全然人の話を聞かなかったりするが心根が優しい花山薫と馬が合う。だから友情というほどではないですが、レックスが一方的に花山薫に好意を抱く。まさに兄貴と舎弟的な間柄の様な関係。グランドマスターが花山薫を狙うわけですが、結果的にグランドマスターの手下に毒矢を腕に撃たれて毒が廻る前に自分の腕を握撃で皮膚と血管事破壊し難を逃れる花山!優しさから瀕死の重傷を負うことになるのだが。最後はレックスがグランドマスターを撃破する。その後は花山がレックスと飯を食べに行く・・・・物語はまだまだ続くのを読者は期待しているのだが、8巻で実質完結。バキ外伝-疵面-スカーフェイスを是非とも読んでくださいませ。
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