クローバー 全43巻 平川哲弘 秋田書店

孤独に生きる高校生・トモキ(奈良友基)。彼の学校に、小学校時代の親友・ハヤト(美咲隼斗)が転校してきた。破天荒だが友情に厚いハヤトのペースに巻き込まれ、トモキ、そしてケンジはかつての友情を取り戻す。しかし、ハヤトの存在が周囲にトラブルを巻き起こしていく。

主人公の桃浜高校に通う 美咲隼斗(みさき はやと) / ハヤト 小学校時代、両親が離婚。引越しして父に育てられていたが、父・祖父が死に、元の町へ戻ってきた(母親は再婚し、別の場所へ引っ越している)。当初はトモキの家に居候していたが、後にアパートを借りて一人暮らしをする。父の遺産(土地)を換金し、現金化して持っていた。

ケンカが強いが、自分からケンカを売ることは無く、友情に厚い。ただし、何かと張り合うタイプのため、トラブルメーカーとなっている。

小学校時代、二宮金次郎の像に3人の名前(ハヤト、トモキ、ケンジ)を彫り込み、友情の証としていた。ハヤトが戻ってきた時に小学校が廃校となったため、像は一時期トモキのガレージに保管され、その後はハヤトのアパートに保管されている。

趣味は釣りで、その入れ込みぶりは周囲に知れ渡っているが、腕前はそれほど良くない。

©平川哲弘/秋田書店

主人公の親友の花山 健次(はなやま けんじ) / ケンジ 小学校時代から体格が良く、かつ無口なため同級生から敬遠されていた。外見はコワモテだが、内面は優しい。

親のために借金をしており、高校では借主にケンカの助っ人、相手への無慈悲な制裁(相手の腕を折る)などに利用されていた。それを知ったハヤトが借金を立替え、なおかつ相手に制裁を加えている。その後はハヤトにお金を返すためバイトに勤しんでおり、ハヤトを無視することも少なくない。

主人公の親友の奈良友基(なら ともき) / トモキ 趣味はバイク(旧車)のレストアで、愛車は350SS。二輪免許を取得するが、運転はかなり下手。実家(母親)はコンビニを経営。
性格は非常にクレバー。この歳にしてかなり屈折しているひねくれ者。目立たないことを身上としており、そのため孤立しているが、実際に本人はそのことを喜んでいる。昔から本を読むことが好きで、ハヤトの友人の中では知性派。
ハヤトが帰ってきた時は、居候されて生活をかき回されたため、迷惑に思っていたが、ケンジの一件もあり友情を取り戻している。

赤井一太(あかい いった)桃浜高校のOBで元頭、非常にモテル 実家はバイクショップで、父親と2人で運営している。頑固な職人気質でぶっきらぼうだが、トモキを気に入っており、レアパーツを苦心して探し出している。

出席日数はギリギリで、学業より家業を優先していたものの、なんとか卒業。卒業後は実家のバイクショップで働いているが、職場がハヤトや真田たちのたまり場になっているため少し困っている(ただし、ハヤト達が来ることを嫌がっているわけではない)。

湯ノ目麻衣(後述)という仲の良い幼なじみがおり、心を寄せている。普段は感情的になることは少ないが、彼女と接する時は赤くなるなどシャイな部分もある。

©平川哲弘/秋田書店


友情や絆や釣りをテーマに、不良少年たちの熱い青春を描く群像劇である

華咲男子高校 県下屈指の不良高校。生徒の9割がヤンキーで悪の吹き溜りとして有名。余りにもガラが悪いため、「ヤクザ養成学校」の異名を持つ。

菊池薫と真田清秀とのコンビ、学校内で孤立していく中で菊池や真田が1年生の時の華咲高校の頭。守谷直人をハヤトがタイマンで敗り、郊外でハヤトと仲良くなっていく。

牛丼屋のバイトをハヤトが始めた時に菊池が先にバイトしていた。菊池がバイトリーダーになり、ハヤトをギャグっぽくイビる。前バイトリーダーは釣り名人だった。(天童志高校に通う真木京蔵の師匠)

九十九商業高校 天童志高校 HAMMER HEAD等からケンカを通じてハヤトは皆と仲間になり、

広島県のとある島に存在する全寮制の極悪高校。不良が最後に行きつく場所と言われている。紅葉神島高校。以前は、学校から出ることを禁じられていたが、頭が春木柊馬に変わったころから、外出出来るようになり、市内に出かけることができるようになった。

©平川哲弘/秋田書店


島では何も楽しみがなく、夏休みに実家に帰ることもできなかったため、10年ほど前から「紅葉神島喧嘩頂上決戦」と呼ばれる喧嘩の団体戦トーナメントを開催し、(ハヤトらも番外で参加し)頭を決めていく・・・真田の妹が登場したりハヤトと瓜二つの従弟が登場したり。単なる喧嘩漫画ではなく面白く読めるストーリーとなっております。

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